心の理論(the thoery of mind)

心の心理学モデルの1つ。

解説

心の内的構造に関する心理学的立場からのモデル。 はじめPremack & Wooddruff(1978)により提唱され、 後にBaron-Cohen(1995)によりさらに内容的に具体化された。 Baron-Cohenによると、人の心は次の4つの要素(モジュール)から 構成されている。

  1. ID (Intentionality Detector) 意図検出器
  2. EDD (Eye-Direction Detector) 視線方向検出器
  3. SAM (Shared Attention Mechanism) 共有注意の機構
  4. ToMM (Theory of Mind Mechanism) 心の理論の機構

亀田は、PDDIN2005およびDH-1(Digital Human-1)およびUWAS2005(Unknown Word Acquisition System 2005)の研究を通じて、意思疎通における意図の伝達・理解や未知語の意味推定において発話者および理解者において「心」が重要な役割を果たしていることに気がついた。そこで「心のモデル(亀田2005)」を考案したが、詳細な検討の結果、心の理論の枠組みにおいて研究することが適当であるとの結論に至った。なお亀田の心のモデル(下図参照)は、 心の理論における「心の理論の機構(ToMM)」部分に相当すると考えられる。

亀田の心のモデルのデータ構造スケッチ

kameda_mind.GIF

亀田の心のモデルの処理モデル

  • 合成による分析法(AbS; Analysis by Synthesis)を採用
  • 同一性前提モデルを想定(現在のところ)

研究室内関連論文

[1] 亀田弘之・原田俊信:人間-ロボット間コミュニケーションにおける心の理論−他者の心を読み自己の心を表現する−,公開国際シンポジウム論文集,意図の伝達スキルに関する学際的国際研究の企画,pp.37-46(2006)

参考文献

(未掲載)

関連情報

岡田のモデル その他


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Last-modified: 2006-09-09 (土) 03:15:58 (4609d)